街を歩いてて美女とすれ違うと思わず振り向いてしまうが、振り向いてすれ違うだけが関の山といった自分が、ハニーラインで、なんと、そんな美女との即アポに成功し、あっさりとセックスすることになった。
街ですれ違うだけの美女と自分のあいだには永遠に埋まらない溝があると思い込んでいたけれど、どうやら、勘違いだったようだ。
待ち合わせ場所からホテルに向かう道中も、まあ、美女を見て男どもが振り返ること。
その振り返りとすれ違いの男どもの中に、かつては自分も混じっていたのだ、と苦笑しつつも、やはり、美女と街を歩いていることに優越感に浸ってしまう。
日夜、美女とのセックスとは一体どんな体験なのだろう、という妄想をしていたが、妄想はしょせん妄想でしかなく、美女とのセックスという現実は想像以上の黄金体験というほかなかった。
テレクラのおかげで、男としてのランクがあがったような気がする。